酒見莞爾さんー自分のジョージアワインを醸造したいー

【プロフィール】

ジョージア在住7年。自身のジョージア・ワイン醸造を目指す。ジョージアの大学院修士課程修了。日本語教師と翻訳・通訳を行う。ジョージア語試験B2合格。愛犬はヘイリー。

①ジョージアについて知り、訪問しようと思ったきっかけはなんでしたか?

お酒の味を覚えてからワインの製造工程や文化に興味を持ち、22歳の時に交換留学を利用してフランスへワインの勉強をしに行きました。そこである時たまたまジョージアワインについての講義があり、聞いたこともないブドウ品種や独特な製法に関心を持ちました。また、クラスメートにたまたまジョージア人がいて、僕の誕生日にジョージアワインをプレゼントしてくれました(クヴェヴリ製法のルカツィテリでした)。それを一口飲んだ瞬間、これまで飲んできたヨーロッパワインとは全く異なる風味や重厚感に衝撃を受けました。また、和食との相性も良いのではないか、と直感で思いました。

当時は交換留学後の進路も決まっていませんでしたが、未知のジョージアワインに惹かれ、より深く学んでみたいと思いました。また、ジョージアという国自体が当時はまだあまり有名でもなく情報も少なかったので、そのような国に住んでみたいという半ば冒険心のようなものもあり、ジョージアでの留学を決めました。

②ジョージアワインの魅力とはなんですか?

ジョージアは8,000年の歴史を持つワインの発祥国だと言われていますが、クヴェヴリをはじめとした伝統的な製法が現在まで受け継がれているのが個人的には最大の魅力です。ジョージア人が歴史に誇りと敬意があるからこそなのかな、と思います。

地方によって製法が微妙に違ったり、ブドウ品種も異なってくるので、ワインツーリズムの観点からも魅力は大きいなと思います。

③莞爾さんは、ジョージアの大学院にて修士課程を修了されました。ジョージアにおける大学院生活はどのようなものでしたか?

クラスメートは全員ジョージア人だったので、ジョージアに来て間もない頃、同年代のジョージア人たちとの交友を広げられたのがまず良かったです。僕以外の学生はほぼ全員がフルタイムで働いており、授業の時間割はそれに配慮して殆どが夕方からだったのが新鮮でした。

パンデミックの期間と重なっていたのもあり、大学に行くのは授業や研究のための実験など必要最低限に留まってしまいました。図書館などの施設や学生コミュニティをもっと活用しておきたかったなと、思い返すと残念な気持ちもあります。

とはいえ、ワイナリーでのインターンや教授に様々なワイナリーや催し物を見学させてもらったりなど、とても良い機会と経験も頂いたと思います。

授業や修士論文など、学生としての義務はもちろんですが、大学院生活を通してジョージアでの生活に慣れていく意味合いもあったと思うし、ワインだけでなくジョージアに関する知見を広げられる良い時間を過ごさせてもらったと思います。

④トビリシだけではなく、様々な地方にて生活されています。地方生活だからこその良さはなんですか?
犬のヘイリーをはじめとした動物たちと暮らしやすいことですかね。野原や森を散歩するのはコンクリート道よりヘイリーのストレスも少ない気がします。
また、当然身の回りに自然が多く、ニワトリの鳴き声や鳥のさえずりを聞いて目覚めるのは気分がいいです。

⑤今後、ジョージアにおいてどのような活動をされる予定ですか?

とりあえず自分のワインをようやく造り始めることができそうです。
まずはそれに向けて頑張るのと、ジョージアの田舎で動物と生活しているというのも面白い話にはなるのかなと思うので、どうにかして発信していきたいです。

酒見莞爾さんのNoteブログURL : 酒見莞爾 Kanji Sakemi|note