【プロフィール】
同志社大学卒業後、ポルトガルのポルティモネンセ・U-23に加入。その後、2022年7月よりジョージアのFC Rustaviにてプレイ(FW)。
①サッカー選手としてジョージアのルスタヴィに来るきっかけはなんでしたか?また、初めて来た時の印象はいかがでしたか?
ジョージアのルスタヴィに来る前、ポルトガルのポルティモネンセ・U-23に加入し、プレイをしてました。その後、エージェントを通して、ジョージアのFC Rustaviに来る縁が生まれ、2022年7月に初めてジョージアに来ました。ジョージアのトビリシ空港に到着して、タクシーに乗って首都のトビリシではなくFC Rustaviがあるルスタヴィへ直行しました。ルスタヴィに着いたときの印象ですが、今までの国にはない独特の雰囲気を感じる街でした。
②現在3年間プレイしているFC ルスタヴィはどのようなチームですか?
FC Rustaviのチームメンバーとも共通の目標やビジョンを共有できており、日々切磋琢磨し、非常にポテンシャルのあるチームであると思います。
ルスタヴィはジョージアの中でも大きな街であり、首都のトビリシからもアクセスが良くとても快適なところです。また、サッカーに集中できる環境があると感じています。
FC Rustaviに加入しプレイしているこの3年間は、ルスタヴィにて生活をし始めた期間でもあります。この三年間で、ルスタヴィのインフラは大きく整備され良い意味で変わりました。また、FC Rustaviも新たなスタジアムを整備予定であり、サッカーアカデミーや女子チームにも近年、力を入れています。ジョージアという国もこの3年で変わりました。街もチームも国も自分も、大きく成長した3年間だと思います。
2名のジョージア人選手を除けば、僕がFC Rustaviで一番の古参の選手です。これからもFC Rustaviの勝利に貢献するため、頑張っていきたいと思っています。
③日本とジョージア(海外)のサッカー文化においての違う部分はどのようなところですか?
FC Rustaviに加入して感じるようになったものが3つあります。
1つ目は、結果をより重要視していると思います。日本ではプロセスを大切にすることも多いですが、こちらは結果が全て。そういった印象です。日本でよく言われるのが練習では上手いのに試合、本番では本領発揮できないような選手が多いということです。一方、海外では本番に強い選手が多い印象です。なので僕自身も結果により拘るようになりました。
2つ目は、チームメイトや監督・コーチとの関係性です。日本では年の違いで先輩や後輩の差を感じることがありました。ジョージアを含めて海外では、年の差はあまりなく、試合中でも練習中でも、チームメートとよりフラットに接し合うことができます。また、監督やコーチ陣ともより密接な関係を築くことができます。
そして、休みの大切さに気付くようになりました。ジョージア含め海外では休むことが日本より重要視されてると感じます。特に学校に通ってる子たちの長期休暇の長さを比較すれば休暇に対する捉え方が全然違うのが感じ取れます。アスリートとしても休息は大事な1つの項目だと改めて感じています。
④今後ジョージアにおけるサッカーを通して、どのようなことを目標と掲げられていますか?
3年プレイしているFC Rustaviは今ジョージアのリーグで2部リーグにいます。しっかりと試合に集中して結果を出し、チームを1部昇格させるための貢献をしたいと思います。
また、ルスタヴィを含めてジョージアには、自分以外に日本人サッカー選手はいないと思います。だからこそ、ある意味で自分はジョージアにおける日本を代表するプレイヤーであると感じています。自分のFC Rustaviでの活躍が、次の世代へのバトンタッチにもなると思いますし、また、サッカーを通した日本とジョージアの繋がりも強くなるのではと思います。
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